ファーム十勝のブログ

北海道・十勝の小麦粉を中心とした食品通販サイト「ファーム十勝」のブログです。

キタノカオリ物語Part3

キタノカオリの魅力とは?

 日本の食料自給率は38%(カロリーベース:2017年)。
世界に目を向けるとアメリカやフランスのように100%を超えている国、90%台でほぼ自国で確保できているドイツ、本州と同じくらいの面積ながら60%台を確保しているイギリス。
これらの先進国と比較して日本はかなり低い自給率ですが、昔から低かったわけではなく1960年代には約70%ありました。
それでは小麦の自給率はどれくらいあるのかご存じですか?答えは約14%です。
これはうどん用が60%で平均値を押し上げている結果で、パン用に限るとわずか3%しかありません。

十勝にはいち早く輸入小麦から十勝産小麦100%(国産、北海道産ではなく)に切り替えたパン屋さんがあります。
昨年の8月、テレビ東京系で放送されている「カンブリア宮殿」で取り上げられた「株式会社満寿屋商店」です。

2009年“麦音”の開店から十勝産小麦を使用し、現在では東京も含め全8店舗で十勝産小麦100%を使用しパンを焼いています。

 

 

キタノカオリを使う側の想い


もちろん、この物語の主役「キタノカオリ」も使用しており、その魅力について満寿屋商店の取締役製造管理部 兼 地産地消部 部長の天方慎治さんにお話をお伺いしました。

 

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 「満寿屋商店さんでキタノカオリを使い始めたのはいつ頃からですか?」
天方さん:2002年から使用を始め、めむろ窯の開店時(2006年)に芽室町産のキタノカオリを100%使用し、2009年の麦音の開店に向けてキタノカオリの使用率を増やしていき、その後の「ゆめちから」の登場で十勝産小麦100%への道ができました(麦音は開店時から十勝産小麦100%)。当初よりキタノカオリを味のベースとして注目して使い続けてきました。

「ほかの小麦と比較して違うところは何ですか?」
天方さん:圧倒的に違うのは、キタノカオリは焼き上がりの香りが良く、甘みも独特のものがあります。また、クラム(中の白い部分)が黄色みがかっているのも特徴です。

「キタノカオリへのお客様からの声はありますか?」
天方さん:十勝では品種へ特化してのリクエストはそれほどなく、十勝産100%への関心の方が高いように感じます。ただ、東京ではキタノカオリという品種に反応されるお客様も多く、ニーズや評価も高いように感じます。

「キタノカオリの魅力とは?」
天方さん:一番には美味しい!ということ。これは食べていただければわかりますし、自信を持っておすすめすることができます。
次に弊社はリテールベーカリーなので、外国産小麦を使用しているホールセールベーカリーと差別化をする意味で使い続けていきたいし、キタノカオリを使用したパンを作り続けることでその違いをアピールすることもできるのでこれからも使い続けていきたいです。

「消費者の方へこれだけは伝えたいという想いはありますか?」
天方さん:「弊社では5年くらい前から秋まき小麦の播種前に生産者さんの元を訪れ、キタノカオリの増産をお願いする活動を続けており、特にこの2年くらいはチホク会の皆さんにお願いしています。
地元の生産者の方が「美味しいパンを作るには美味しい小麦が必要だよね」と言って作り続けることに理解していただけて感謝しています。お客様が美味しいと言って食べてもらうことができるのも生産者の方と近くにいて一緒に取り組むことができるからです。



小麦をつくる生産者がいて、我々が製粉し、できた小麦粉でパンを焼きあげるパン屋さんがいて、そしてパンを購入するお客様がいる。
キタノカオリもこの流れを結ぶ大きなキーワードの一つです。生産量は少ないですが、苦労してでも作り続ける生産者。その希少な小麦粉で美味しいパンを作り続けるパン屋さん。
この「キタノカオリ物語」を通して少しでも皆さんに知ってもらうことができたら幸いです。

 

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キタノカオリ物語 Part.1

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